北海道

2016年04月25日

池田まきの「でんわ勝手連」は米国では常識的な手法である

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補選の結果は予想通りであり、数字以上の成果が出ることなどあり得ない

北海道5区補欠選挙の結果については、与党が勝つことは当たり前の状況だったと思っています。

あえて言うなら、選挙は計算して逆算できる票以上の票は出ないので、

前回の自公票 131394 今回の自公票 135842 
前回の野党票 126498 今回の野党票 123517(前回よりも投票率は-0.8ポイント)

新党大地の基礎票2万票が前回の野党票から自公票にスライドしたことを考えると勝ち負けは最初から決していた勝負なので、「北海道5区」で民進党が勝つかも?みたいなことを言っていた人は選挙を知らないと思います。結果としては前回と変わらない開票結果であり、投票率が落ちる中で与党は得票数を増やして勝利しています。(大地票は脱落した票もあるでしょうから、概ね妥当な数字だと思います。)

つまり、自公側はスキャンダルの影響などで大勝を逃しましたが、野党側も通常運転の票が出ただけなので、この選挙結果について評価するなら、「ハナから結果は分かっていたと思いますが・・・」っていう感じです。そして、自分の率直な感想は「どっちが勝っても罰ゲームみたいな投票結果に興味あるの?」とも思います。

なぜ、新党大地は野党統一候補に協力しないのか?(2015年12月29日)

でんわ勝手連は「米国の選挙学校では普通に教えていること」である

筆者は共和党系の保守系選挙学校であるThe Leadership Instituteの選対事務局長を育成する教育カリキュラムを受講したことがありますが、その際に電話作戦の手法についてもレクチャーを受ける機会を得ました。

同レクチャーの中で教えられた電話作戦の手法が、ネット上でボランティアを募集して作成したマニュアルの通りに電話かけを手伝ってもらう、という手法です。まさに今回の「でんわ勝手連」のことであり、2009年当時はなかなか斬新だなと思ったために記憶に残っています。

そのため、今回の池田まき勝手連の「でんわ勝手連」は通常のやり方として米国の選挙では普通に取り入れているものとして理解しています。

それにしても、ネット募集に応じてバーニー・サンダースのボランティアの方も参加されたという話題性もあり、ネットの使い方や運動のやり方で世界中から情報収集・手法採用を行っている左派の運動にはなかなか関心させられます。

プロの選挙プランナーの皆様から指摘が出ているように、日本では時代遅れの公職選挙法が実質的に民主主義の発展を阻害しているため、同手法を採用することは未成年者対応や外国人対応などの問題があります。

そのため、このやり方が日本で受け入れられるかどうかは分かりませんが、左派系の皆さんが勝手連という形式を取ることでグレーな部分を堂々とスルーしようとする度胸はなかなかのものだと感心しました。

公職選挙法違反だ!と叫ぶ人々は民主主義の首を絞めていることを学ぶべき

選挙運動の話になると、重箱の隅をつつくようなことを並べて、選挙違反だ!と叫ぶ人がいますが、その際にお願いしたことは「選挙違反だ!」と叫ぶのと同じくらい、「公職選挙法を変えるべき!」と叫んでほしいということです。

現在の公職選挙法の規定には治安維持法時代の名残り(戸別訪問の禁止など)の意味不明なものが多く残っており、筆者は日本は「なんちゃって民主主義国」であるという感覚を持っています。現行の公職選挙法は自由な政治活動や選挙運動を阻害するための法律であると言っても過言ではなく、立候補予定者が有権者に思いや政策を届けることを阻止するための様々な規制のオンパレードです。

上記の問題については全ての立候補経験がある人が同意してくれると思いますが、基本的には現職有利の規定であるために選挙後に公職選挙法が改正されることはほぼありません。そのため、一般有権者にまで問題点が浸透せず、公職選挙法が制定されてから50年以上も日本は「なんちゃって民主主義」の下で選挙を行ってきています。(むしろ、選挙期間などは短縮を繰り返しており、なんちゃって民主主義度合は強まっています。)

公職選挙法は投票日と投票方法だけを決めて、後のことは全て有権者の良識に任せるべきです。それ以上の細かい規制などは単なる言論の自由と政治活動の自由への侵害でしかありません。

そのため、今回の池田まきの「でんわ勝手連」について、プロの選挙プランナーの方などから公職選挙法違反が早速叫ばれていることが非常に残念であり、そのような負のエネルギーを公職選挙法の改正というポジティブなほうに向けることが必要だと感じています。

専門家として果たすべき役割を認識し、専門家の皆さんが時代遅れの公職選挙法の規制で飯を食っている存在に堕すことを恥じるべきではないかと思った次第です。



本記事の内容は所属機関とは関係なく渡瀬個人の見識に基づくものです。取材依頼や講演依頼などはyuya.watase02@gmail.comまでお願いします。

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yuyawatase at 07:00|PermalinkComments(0)

2016年02月07日

2016年2月5日・首相動静ウォッチ

本ブログでは、時事通信社の首相動静について追加情報を加えながら首相の行動の意図を推測しています。少しでも皆様のお役に立つ情報が提供できれば幸いです。

<2月5日(金)>

・午前7時2分、東京・富ケ谷の私邸発。同14分、官邸着。
・午前7時15分から同8時20分まで、萩生田光一官房副長官。同28分から同39分まで、閣議。
・午前8時44分から同49分まで、高鳥修一内閣府副大臣。同53分、官邸発。同55分、国会着。同57分、衆院第1委員室へ。同9時、衆院予算委員会開会。
・午後0時5分、衆院予算委休憩。同6分、同室を出て、同8分、国会発。同9分、官邸着。
・午後0時55分、官邸発。同56分、国会着。同58分、衆院第1委員室へ。同1時、衆院予算委再開。
・午後5時1分、衆院予算委散会。同2分、同室を出て、同4分、国会発。同5分、官邸着。
・午後5時11分から同36分まで、北村滋内閣情報官
・午後6時3分から同25分まで、国家戦略特区諮問会議。
・午後6時27分から同49分まで、国際保健に関する「GGG+フォーラム2016」参加者の表敬。同51分、官邸発。
・午後7時1分、東京・赤坂のふぐ料理店「い津み」着。ニトリホールディングスの似鳥昭雄社長、白井俊之副社長北海道商工会議所連合会の長内順一特別補佐と会食。
・午後8時41分、同所発。
・午後8時49分、公邸着。
・6日午前0時現在、公邸。来客なし。

<2月5日の見どころ>

2月5日は和服でTPP署名式に参加した高鳥内閣副大臣と朝市の面談。国家戦略特区諮問会議をこなしつつ、GGG+フォーラムへの表敬などをこなしました。
 
夜は樺太出身・北海道経済界の重鎮である似鳥社長らと北海道商工会議所連合会の長内特別補佐と会食でした。北海道の衆議院補選やロシアとの領土交渉が近づきつつある中で、安倍首相がフグ料理を食べるというのは何とも興味深い趣向です。

運は創るもの ―私の履歴書
似鳥 昭雄
日本経済新聞出版社
2015-08-26



 


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