舛添要一都知事は激高すべき、首都圏民3500万人の政治を地方議会(2)品川区議の筒井さんの正当すぎるボヤキ

2015年12月01日

地方議会(1)新宿区議の伊藤陽平さんの驚きの提案

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新宿区の最年少区議会議員の議会質問が非常に面白い件

新宿区の最年少区議会議員の伊藤陽平さんの議会質問が大変面白いので、今回ブログ記事で取り上げさせて頂きます。現在、初当選の議員さんで所属は日本を元気にする会です。

学生時代からのたたき上げのベンチャー経営者であり、その独自の視点からの質問内容と調査能力がユニークであり、産業政策・行政改革などで他議員にはない独自の提案を議会質問で行っています。

新たな予算を必要としない画期的な商店街振興の方法

伊藤さんの調査では、新宿区役所の職員の約9割は新宿区民ではないため、区役所として商店街振興政策として多額の予算を支出しながらも、実は「区役所職員は商店街では買い物していない」のではないか、という根本問題に触れたわけです。

日用品の買い物は住んでいる場所の近くで購入するため、区役所職員は実際には区内の商店街では買い物はほとんどしていないことは明らかなので非常に鋭い質問であるように思います。要は他人事では商店街の活性化は成り立たず、当事者意識を持つ必要があるということです。

そこで、伊藤さんは新たな商店街振興策を追加予算無しで実現する方法を提案します。

新宿区議の伊藤陽平さんの驚きの提案とは・・・

それは新宿区発祥の地域通貨「アトム通貨」で職員の給料の一部を支払ったらどうか、という提案です。

新宿区にはアトム通貨という手塚おさむさんに因んだ地域通貨が存在しており、地域のための社会貢献を実施した場合に「馬力」という単位の地域通貨が交付されて提携事業店で買い物などに使用することができます。

そもそも地域のために活動しているはずの区役所職員、区議会議員、審議会委員などについては、その一部を日本円ではなく「馬力」で払うことによって地域での買い物を誘発できるのではないかというものです。

全国の都道府県単位で独自の地域通貨を発行して経済成長と連動させるべき

実は伊藤さんの調査では、「石垣島の商工会議所はアトム通貨で給料の一部を支払っている!」という驚愕の事実が突き止められており、そもそもアトム通貨のおひざ元である新宿区がそれを実施していないこと自体がおかしいのではないかと思います。

ちなみに、自分は全国の都道府県の職員のボーナスは各都道府県の地域通貨として支給するべきである、という考え方を持っており、各都道府県の経済パフォーマンスと都道府県職員の評価を連動させることで、経済成長へのインセンティブをもたせることを検討すべきだと考えています。

そのため、新宿区議会における伊藤陽平さんの質問は大変画期的なモノであり、是非新宿区でも前向きに検討してほしいものです。


新宿区における提案の詳細は、ユニークな議会質問を行っている、伊藤陽平さんの活動ブログ、をぜひ見てみてください。きっと様々な気づきがあるものと思います。





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yuyawatase at 10:25│Comments(0)国内政治 | 地方議会

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