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2015年11月21日

TPPと移民、どうして必要なの?という疑問に答える

経済自由度ランキング

人口減少下で経済衰退の道に向かう日本の未来

安倍首相が出生率の目標を「1.8」に設定しましたが、その出生率目標では人口が減少していくことに何ら変わりがなく、なおかつ現状の政策の延長線上では目標にも到達しないことは明白となっています。

日本のGDPの減少を継続し続けることになり、内需に支えられてきた日本経済は根幹から揺らぐことになるでしょう。経済力の衰退は、資源を持たない日本にとっては死活問題であるとともに、国民の豊かな生活の継続が可能であるかどうかも疑わしくなってきます。

日本の人口問題を抜本的に解消するための解決策が求められており、TPPと移民という二つの選択肢が私たちの前に提示されています。

活路は「外に打って出るか」または「内を栄えさせるか」という2択

日本の活路は、成長する新興国市場での成功を目指すのか、それとも日本国内に移民を入れて経済成長を目指すのか、という2つに1つということになります。ところが、このような選択も簡単に実行できるわけではありあせん。

上の地図はThe Heritage Foundationが毎年発表している経済自由度ランキングです。経済自由度とは簡単に言うと、まともな商売がどこの国の人でも自由にできるか、というランキングだと考えてもらっても良いです。
緑が正常なところ、赤が困難なところ、黒くなっているところはマッドマックスの世界だと考えてください。

日本人は黄緑レベルの環境で普段暮らしています。私たちが暮らしている世界の商慣行は世界の中では少数派であり、日本と同じ感覚で海外で商売すれば身ぐるみ剥がされることは間違いありません。

特に戦後復興期も終えた後に生まれたような生ぬるい人々では大半生きていけないことは間違いなく、新興国で自分探しをしたい人は、自分を探すどころか路頭に迷うことは必然と言えるでしょう。

TPPは新興国に先進国と同じルールを守ることを求める方法

日本人が「成長する新興市場で成功を目指す」ためには、日本と同程度の商売上のルールが守られる環境を新興国に求めていくというやり方があります。これが「TPP」などの貿易・投資のためのルールづくりです。

国外に市場を求める前提として、既に生ぬるくなってしまった先進国民が生きていける環境を整備する必要があります。治安上の問題などの根本的な部分も当然ありますが、最低限商慣行の部分を是正することが重要です。

ちなみに、TPPに対して過剰に反応している人々は世界の現状(上の地図)を知らない人々であり、緑の地域のルールを新興国に適用するということを理解できていない人か、日本国内で赤い色の国の人のようにまともにビジネスをせずに腐敗した商慣行の環境にいる人です。

移民は新興国民に日本で同じルールを守ることを求める方法

一方、「日本国内に移民を入れて経済成長を目指す」という手法を選択することもできます。これは日本国内というある程度ルールが出来上がった環境の中で、新興国を含めた外国からの移民に仕事を行ってもらうというやり方です。

日本で既に構築された商慣行を移民にも守らせること、既存の日本国民の慣れ親しんだ環境でのビジネスを行うことができることなど、国外に進出するよりも比較的容易に成長への道を選ぶことが可能です。また、自分たちよりも優秀な移住者も多く訪れることになりますが、彼らに仕事を作ってもらって財政負担をお願いすることも重要です。

海外からの移住者を招き入れていく中で、様々な文化軋轢が生じるでしょうが、それは経済成長と引き換えとして得られる代償であり、それらの十字架を背負う覚悟も必要です。

TPPと移民の両方を推進するべきであるという結論

世界の環境は既に日本人にとっては生きていくには過酷な状況となっており、現状のままでは火星に移住する状態と大差ないものと思います。既に海外で活躍している日本の倭僑の皆さまの生命力に感服するばかりです。

そのため、人口減少社会の中で日本人が現状の暮らしを維持・向上しようと思うなら、TPPまたは移民、できれば両方を推進していくことが望ましいでしょう。世界の日本化こそがTPPと移民の本質だからです。

日本の同胞にはTPPと移民についての理解を深めて頂き、日本人の生存戦略・成長戦略を実行に移してほしいものです。

米国の研究者が書いたTPPがよくわかる本
ジェフリー・J・ショット
日本経済新聞出版社
2013-10-26




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yuyawatase at 22:00│Comments(0)社会問題 

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