2016年02月20日

丸山和也議員が語った「日本の絶望」を重く受け止めるべきだ

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黒人奴隷の下りなんて本当はどうでも良い話だったと思う


憲法審査会で丸山和也参議院議員が「黒人・奴隷・オバマ」という3単語を並べて使ったことを問題視されており、たとえ話として「米国の51番目の州になったらどうなるか」という議論を行いました。

上記の丸山議員の発言は人権問題や愛国心の観点から国会議員として問題があるという理由でメディアや野党からボロクソに叩かれました。その結果として、丸山議員は陳謝する事態に追い込まれてしまったわけです。

一部のウェブメディアは、オバマ大統領と黒人に対する差別発言はマスメディアによって編集されたものであり、全文掲載すれば何の問題もないものであることを主張していますが、筆者は丸山議員の発言の裏側に存在する「日本の絶望」こそ重く受け止めるべきだと感じました。

丸山議員によって分かりやすく語られた「日本の絶望」について

丸山議員が語った内容は、日本の人権状況や民主主義が絶望的な状況であることを示しています。別に黒人奴隷とか米国の51番目の州とか、そんな言葉尻はどうでも良いのです。そうではなくて丸山議員の発言が行われた背景について私たちは注意を向けるべきだと思います。そこで、ざっと5つほど整理してみました。

<丸山議員の発言の背景として考えられること>

(1)自国民の基本的な人権すらまともに守れない状況であること(拉致など)
(2)民主主義の根幹である行政監視・予算監視もまともにできないこと
(3)最高裁の判決を無視して参政権を侵害し続ける国政選挙の状況があること
(4)世襲議員(出自)らによって首相などの政府要職が寡占されている状況があること
(5)国力が下落していくことが明らかであり、日本の国際的なプレゼンスが低下すること

上記のような背景があって丸山議員の発言は出てきたものではないかと思います。米国が必ずしも(1)~(5)の内容を十分にクリアしているかというと疑問があることもありますが、日本という国が民主主義の基本的な体すら成していないことは明らかだと言えます。

米国の民主主義の制度をそのまま移植したほうがマシだという本音

官僚と世襲によって支配される日本、国民の権利を蔑ろにしても深刻な問題が発生していない状況。正直な話として、同じ民主主義国であるならば米国の制度をそのまま日本にリプレイスしたほうがよほどマシでしょう。

与党の議員がこのような発言を行うことは極めて無責任だと思いますが、丸山議員の発言は私たちの民主主義が腐っていることを端的に表した良い発言だったと言えます。

丸山議員の発言について黒人と奴隷の部分を取り上げるメディアは、何が大事なことなのか、ということを認識し、私たちの国の民主主義のレベルについて本来は問題提起するべきだったと思います。

少なくとも丸山議員の発言は憲法審査会で行われたものなので、最低限メディアも野党も憲法問題として同議員の発言がどのような意味を持つのか真面目に考えてほしいものです。

*丸山議員の発言を読みやすく編集してみました

「これは憲法上の問題でもありますけどもやはりユートピア的かとも分かりませんけれども、例えば、日本がアメリカの第51番めの州になるということについて憲法上どのような問題があるのかないのか。そうすると、今、集団的自衛権、安全、安保条約とこれ全く問題になりませんね。それから拉致問題がありますが、この拉致問題すらおそらく起こっていないでしょう。

それから、国の借金問題についてでもですね、こういう行政監視の効かないようなズタズタな状態には絶対なってないと思うんですね。

それでこれはですね、例えば、日本が無くなることじゃなくて、例えば、アメリカの制度によれば、人口比に応じて下院議員の数が比例して決まるんです。おそらく日本州というのは最大の下院議員選出州を持つわけです。上院も州一個とすれば二人ですけども、日本をいくつかの州に分けると十数人の上院議員もできます。

ま世界の中の日本というけども、要するに、日本州の出身が、アメリカの大統領になる可能性が出てくるいうことなんですよ。ということは、世界の中心で行動できる日本という。。まあ、日本とはその時言わないんですけども、ことあり得るんですね。バカみたいな話だと思われるかも知れませんがね。

例えば、今アメリカは黒人が大統領なってるんですよ。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。はっきり言って。で、リンカーンが奴隷解放をやったと、でも、公民権もない何もないと、ルーサーキングが出てですね、公民権運動の中で、公民権が与えられた。

しかし、まさか、アメリカの建国あるいは当初の時代にですね、黒人、奴隷がですね、アメリカの大統領になるいうことは考えもしない。これだけのダイナミックな変革をしていく国なんですよね。」





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yuyawatase at 15:59│Comments(0)社会問題 | 国内政治

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