2015年11月25日

トルコ軍機がロシア軍機を撃墜、どうなってしまうのか

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トルコ軍がロシア軍機を墜落させた場所、領土をちょっとカスッただけだった

11月24日トルコ軍が領空侵犯したロシア軍機を撃ち落としたようですが、上の地図の飛行経路から見るに明らかにトルコを攻撃するような意図はなかったように見えます。

トルコ軍は10回以上警告したと主張しているようですが、それにしても「無理やり撃ち落とした」感は結構強いなという印象を受けます。

一旦まとまりかけたフランスとロシアの方向性ですが、本件を通じてNATOとロシアの対立が生じる可能性があり、振り出しに戻りそうな雰囲気を漂わせています。

ロシアとトルコの関係悪化は中東の不安定化を促進することに

シリア情勢は極めて複雑な状況であり、ロシア軍の情け容赦ない打撃が展開されることで状況が動くかもしれないと思ったところで、今回のトルコ軍の突然の横やりは相当事態を混乱させることになるでしょう。

アサド政権の維持で動き始めたロシアとフランスに対し、アサド政権を好ましく思っていないトルコによるアサド政権継続を望んでいないという意思表示なのかもしれません。

ロシアはトルコをテロリストの手先と激しく非難しており、今後はトルコに対してエネルギーの制裁などを実施する可能性があります。ロシアとトルコの間で検討されているパイプライン構想も暗礁に乗り上げそうです。

日本は目立たない形で対応し、国連安保理常任理事国に任せるべき

単純なシリア領内・対テロ戦争だけの話ではなくなり、先進国間の軍事対立の可能性が出て来た以上、日本はこれ以上シリアに深入りすることは避けるべきだと思います。

国際情勢の不安定化への対処は、国連安保理の常任理事国に任せるべきであり、既に爆撃を開始している米ロ仏、爆撃予定の英、そしてほぼ沈黙している中国にしっかりとした対応を促すべきです。

特に中国に関しては国連安保理常任理事国中の唯一のアジアの国として、中東へのアジアから常任理事国としての対応をしっかりと果たすことを求めていくべきでしょう。

イスラム国 テロリストが国家をつくる時
ロレッタ ナポリオーニ
文藝春秋
2015-01-07




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yuyawatase at 12:00|PermalinkComments(0)アジア(中東) 
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維新の党(東)「維新、いっ新!」に絶句した話(公約集付)

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*維新の党(東)の代表選挙が告示し、有楽町前で演説している写真

個人的な知りあいも多い政党であり、あまり辛辣なことを書きたくないのだが、正直言って相当怒り心頭であるため、この記事を上げることで関係者各位には猛省を促したいと思います。

代表選挙の惨すぎる選挙公報の内容に本気で絶句した
 
自分は維新については西でも東でも他の国政政党よりは支持ししていますが、しかし、正直言って、維新の党(東)については、今回の代表選挙を見せられて非常に失望しました。

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・・・このゴミのような選挙チラシは一体何でしょうか!(激怒)あまりに惨すぎます!

仮にも国会議員を20名以上抱える国政政党の代表選挙がこれで良いと思っているのだろうか。選挙公報の内容は、このたったの1枚です(表面には代表選挙の投票プロセスが記載されているのみ)

今まで国政政党として何をやってきたのでしょうか、こんなチラシの内容なら5分で作成可能であり、「これが政党助成金を使って運営している政党が国民に提示する代物なのか」と思います。

出来がちょっと良い小学生でも作れそうな内容を並べて、キャッチフレーズが「維新、いっ新!」とか、国民を愚弄するにも程があります。正直言って、政権批判ばかりで、挙句防衛省・農水省のことを「お上」と表現しても何とも思わない演説のセンスにドン引きしました。


 また、大阪ダブル選挙が終わったドサクサに紛れて、11月24日告示、12月6日投票という10日前後の日程で、このビラ一枚で地方議員・一般党員に対して一人一票で判断してください、というのは舐めるのもいい加減にするべきです。

どうせ無くなる政党の「一般党員の一人一票制度」とか茶番も大概にしとけよ

自分は東西の分裂プロセスは色々あったのだろうから、それは政局上仕方がないこともあるかと思っています。しかし、自分たちだけで決められる「代表選挙」がこの程度の有り様で、両方の候補者の「公約らしきもの」の内容の中に「自党の解党」が実質的に謳われているということが「茶番」すぎます。

あまりにも大阪側とのやる気と能力の差が明確になることについて誰も箴言しなかったのだろうか。せめて、代表選挙で自党の解党を謳うというトンデモない話を止めなかったのか。普段は丁寧調で書き上げている本ブログもそれを止めざるを得ないほどの憤りを感じます。

少なくとも、自分がどちらかの代表選挙の担当者なら「形の上だけでもバシッとした公約集」を仕上げます。たとえ、解党するにしてもそれが「他の野党との合併時の交渉材料」になるからです。

年末までに民主党と一緒になることが前提のアリバイづくりのための代表選挙で「1票の重みは国会議員も地方議員も一般党員も平等」(表面)、と書くなど、国民を舐めるのも大概にしろよ。その1票は党が丸ごと無くなって意味がなくなるだけだろうが!(怒)

国会議員同士の経緯はともかく、維新(東)は「政党」として活動する資格なし

柿沢さんのような歴史観を持った政治家がいる(政策観は違うけれども)中で大変残念ではありますが、あまりにも国民を愚弄した対応を代表選挙で行ってしまっている維新の党(東)は、やはり大阪維新と比べて魅力が無さすぎることは間違いありません。

法的にどちらが正しいのかは知りませんが、維新の党(東)の代表選挙は、有権者に対する姿勢としてあまりに惨すぎると思います。このような代表選挙を運営するなら税金泥棒・党費泥棒と言われても仕方がないでしょう。

このタイミングで国政政党に相応しい路線闘争・政策論争を行うだけの準備をしていれば評価は全く違ったものになったことは言うまでもありません。今回の代表選挙を見れば維新の党(東)は国政政党としてのアカウンタビリティーを全く果たしておらず、まさに解党が相応しいと確信しました。





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yuyawatase at 07:00|PermalinkComments(0)国内政治 
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2015年11月24日

石破茂大臣宛・地方創生の秘訣は「自由な空気」を取り戻すこと

kuuki


地方創生にとって重要なことは「自由な空気」が存在することです。地方に失われたものは自由な空気であって、地方の活性化を実現したいなら失った最大の地域資源を取り戻すことが重要です。

なぜ、日本の地方は衰退しているのか

地方から若者が出て行ってしまうのは何故でしょうか。仕事が無いから、将来への希望が無いから、その他諸々の理由があると思います。そして、その大きな要素の一つとして「都市には地方には無い『自由』があるから」ということも挙げられると思います。

各地方には特有の地域コミュニティが存在しており地域独自のルールを持っていることは否定しません。

ただし、役所が地域経済の大半を握っており、役所を中心としたピラミッド構造が出来上がっている現状はどうでしょうか。政府が支給する補助金は、地域の序列に従って支配的企業や組織に配分されて、皆がその序列に従ってオコボレをもらう姿を見せられて希望を感じる人はいるでしょうか。

地方は衰退過程で政府支出の増加という誤った施策を採用したために完全に負の衰退スパイラルに入っていることが分かります。

石破茂・地方創生大臣のお膝元「鳥取県」は政府支出が県内総生産の40%を占めており、もはや手遅れ気味ではあるものの、今からでも地方創生の在り方について方針転換すべきです。

そのような経済・社会の有り様から生まれる息苦しさこそが地方から人材が出ていく原因なのです。

ピントが完全に外れた地方創生プランの数々

以前に地方創生関連のセミナーがあり、そこでお会いした役所の外郭団体の人に対して、地方創生関連で自分も役に立てることがあれば協力したい旨を伝えたことがあります。

私の申し出に対する先方の返事は「色々な先生経由で沢山案件を頂いて一杯一杯なので、あなたからの要望には応えられません」というものでした。

自分は相手の方が何を言っているのか一瞬理解できなかったのですが、どうやら私が補助金や助成金をおねだりしていると勘違いされていたようでした。自分はそんなことは一言も申し上げていないし、非常に無礼な話だったと思うのですが、地方創生の現状を端的に表した会話だったと思います。

地方創生については様々なプランが提案されているようですが、地方の特産物を売れるようにしていく計画を役所がワザワザ立案することについて疑問を感じざるを得ません。それが成功したとしても補助金まみれの地域経済が改善されるわけもなく、その過程で生まれる「澱んだ空気」の問題のほうが深刻だと思います。

北朝鮮も世界の独裁者向けの巨大像輸出が特産品として成功していますが、それで地域活性化が成功していると言えるのでしょうか。補助金を使って特産物をPRする前に、補助金まみれの地域運営を変える必要があります。

東京のど真ん中でも補助金まみれの場所には若者は存在しない

仮に東京のど真ん中の地方自治体であったとしても、補助金でジャブジャブになっているような場所に若者はほとんど存在していません。役所が行っている地域振興・商店街振興のような政策に集まってくる人はある程度年配の人ばかりです。

税金で一杯のシチュエーションで若者を見かけるとしたら、役所で働いている若者か、役所に仕事を取りに来ている若者だけであって、若者で役所が関連することに自発的に近付こうとする人は少ないです。

つまり、地方の人々は東京でも失敗しているような補助金に依存した地域振興策を田舎で実行して成功させようとしているわけです。これは若者が何を欲しているのかを全く理解していないことによる無策と言えるでしょう。

地方創生に必要なことは「税制改革」と「規制改革」を断行すること


地方創生のためには長年補助金・助成金によって「澱んでしまった空気」を「自由な空気」に戻していく必要があります。地方自治体内の自由市場の機能を取り戻し、少しづつでも活気を復活させていくことが大事です。

具体的には「地方税を減税すること」「規制改革を断行すること」が重要です。地方自治体が自由にこれらの改革を断行できる制度設計を作ることが地方創生に繋がります。

補助金で創り上げた張り子の経済・社会はそれらのモルヒネが無くなれば終わりです。そして、張り子の経済・社会が偽物であることを敏感に察知した若者は優秀な方から地方を出て行ってしまいます。

地方自治体の住民の代表である首長・議員が本当に地域を活性化したいのであれば、地方自治体を縛る制度設計の全面的な自由化こそ要望するべきです。「澱んでしまった空気」を清々しい気分で活動できる「自由な空気」にしていく努力が望まれます。





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yuyawatase at 21:00|PermalinkComments(0)国内政治 | 社会問題
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